代表挨拶

設立者
初代代表理事 小坂 円

一般財団法人光の翼文化財団とは

現代社会は物質的な豊かさを追求する中で、ともすれば私たち人間が本来持つべき霊性(精神性)の進化という道を置き去りにしてきました。私たちは、単なる表面的な豊かさにとどまらず、人間の奥底に眠る真の可能性を開花させることにこそ、未来への鍵があると信じています。

私たちの財団は、この霊性進化の道をあらためて重視し、その探求と実践を事業の核に据えます。しかし、これは決して抽象的な精神論に終始するものではありません。私たちは、霊性進化を「実際に人と人とのつながり」を深め、「地球と自然を大切にする」具体的な行動として捉え、日々の営みの中に落とし込んでいきます。

日本には、古くから自然と共生し、目に見えないものに畏敬の念を抱き、共同体の和を重んじてきた豊かな歴史と文化があります。私たちは、この日本古来の伝統に基づく叡智にこそ、現代社会が抱える多くの課題を解決するヒントが隠されていると考えます。単に古き良きものを守るだけでなく、その叡智の言葉を継承し、現代に即した形でさらに広く、深く人々と共有していくことを目指します。

2代目代表理事  加賀谷まり

これまでの歩み

2001年より海外に居住し、主に海の環境やアクティビティの仕事に従事してきました。日本を始め海外37カ国で生活する中で、日本の社会情勢や日本人について、日本と世界の認識のずれを感じるようになり、さらに日本へ帰国するたびに日本の状況が変化してきていることに危惧も感じていました。

2010年頃から何か自分が日本でできることはないかということに意識が向くようになり、インドのヒマラヤ地方を旅する中で、精神性について学び始めました。さらにインドネシアのバリ島でフリーダイビングと出会い、心と体の繋がり、精神性やそれが身体に及ぼす影響などにも興味をもち、実践してきました。

2020年の一時帰国で大きな転機を体験しました。パンデミックで日本定住を余儀なくされた折りにニューアース・ビルダー・スクールに出会い、入学し、自己の精神性を高めるセルフマスタリー(自己修養の道)に取り組み始めたのです。5年の学びの歳月を通して、高次元の叡智によるセルフマスタリーの教えをさらにたくさんの人へ伝えたい、同時に日本特有の価値観や文化を守り、復活させたいと願うようになりました。